set.a.light_3D_STUDIO Ver.2を試す!?の巻
2018年9月24日。
今日は10月6日に迫った写真講座に向けて
新しくなったライティングシュミレーションツールを試していました。
以前も少し紹介しましたが、
set.a.light_3D_STUDIOと言うソフトでドイツ製のソフトウェアです。
今日9月24日にVer.2にアップデートされた出来たてホヤホヤのソフトです。
Ver.1から使用していますが、
正直ver.1は本当にライティングツールの位置などをなんとなく決める
仮ライティングツールと言う意味合いが強く、
Ver.1で追い込んだライティングをしても
実際とは少し異なる事が有りました。
Ver.2に関してはかなり進歩していて、
モデルが自在に動かせるようになり、
テクスチャもライトの反射の仕方も実際の人間にかなり近くなりました。
目を自在に動かせなかったり、衣装、そもそもモデルが少ないなど
まだまだ改善要素は有りますが、
かなりの進歩です。
またソフト自体が近年の高解像度かしたディスプレイに対応したので、
4Kディスプレイにも対応したようです。
おかげさまでmac book pro 15インチの
高解像度ディスプレイにも難なく対応しました。
また地味に嬉しいのが背景紙が実際のブランドの色味から選べるようになったので、
実際に使用している紙を選択出来るようになりました。
トレペやユポなどのディフューザーが無かったり、
物撮りをされる方には少し使いづらい所も有りますが、
スタジオで人物を撮影される方には
かなり良いシュミレータに成長したのでは無いでしょうか。
では文章だけでもあれなので、
実際にVer.1とVer.2でどれだけ進化しているか、
近いライティングをした物があったので比較します。
以前にも紹介しましたが、
Ver1で実際に行ったライティングをシュミレーションした物です。
Ver.2でモデルを椅子に座らせ、ほぼ同じライティングをしたものです。
光の当たり方、影の出方の違いがわかると思います。
目の色からすると同じモデルだと思われます。
Ver.1で背景を飛ばしてあえて人物に回り込ませたシュミレーションです。
実際にはもっとエッジが飛んで溶けたグラデーションになるはずのライティングですが、Ver.1では再現しきれませんでした。
Ver.2で回り込みだけでは無いですが、背景を飛ばしたシュミレーションです。
エッジにも光が回り込むようになりました。
ここからはVer.2のシュミレーションの作例です。
オードリー・ヘップバーンの写真を見てライティングを
シュミレーションして見ました。
耳の影、目の影から推測するとこんな感じのライティングだったのではと思います。
少しクールに、しかし影は強すぎずを意識したライティングです。
少しクール目でストリートな感じのライティングです。
肌のテカリがリアルで光の当たっている所を把握しやすいです。
※マットにも出来ます。
本田翼さんの写真でこんな感じのライトティングがあったので
再現してみました。
結構難しいライティングで瞳に写っていない左上からの強めのライトがメインで、
瞳に光を入れるのと、影を薄める為に正面気味から1灯の2灯ライティングです。
ここまで作例でみて分かったともいますが、
かなり進化しています。
僕たち日本人からすればアジア系のモデルと衣装の数、
ヘアスタイルの数など要望も多いですが、
いずれアップデートで増えていくと信じて今は待ちですね。
以上が簡単なset.a.light_3D_STUDIOの進化のレポートでした。