富山県高岡市のカメラマン兼似顔絵師、画狂青年凡人〜成長記〜

現在富山県高岡市にて似顔絵師をしている30歳にして画業に目覚めた凡人の成長期

ミリペンとコピックでモノクロ画を描く!?の巻

2019年7月22日

 

今日は先日描いたミリペンとコピックで描いた絵のお話です。

 

絵柄に自分のオリジナリティを出すには漫画の様に描くのも

手だなと思い最近少し挑戦しています。

 

漫画は読む専門ですが、改めて参考にしてみると

カケアミなどの手法を使っての表現が秀逸です。

 

すべて手描きだとやはり失敗できないという緊張感があって

良いですね。

 

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先週の小浜旅行中の絵はiPadからパソコンとフルデジタルで

今回は紙に鉛筆からミリペンと振り幅がすごいですね。

 

頭のべた塗りは筆ペンを使いましたがパソコンなら一発ですね。

スキャン後にPhotoshopコントラスト調整をしています。

 

つづく

若狭和紙に描いてみる!?の巻

2019年7月21日

今日は先週漉いてもらった若狭和紙のテスト描きを行いました。

 

骨描き(線画)、髪の色は事前に塗ってあったので

肌、唇、瞳などを塗りました。

 

日本画は絵の具の定着材に膠を使いますが、

天然由来の為1週間ほどしか持ちません。

 

僕のように絵が小さく、遅筆な場合大抵

使い切る前に腐らせてしまします。

 

その点、水彩は定着材であるアラビアガムが最初に練って有るので

水に溶かせば使えると言う非常にとっつきやすい画材です。

 

話はそれましたが

まずは血色の良い部分に紅梅と朱色お混ぜて薄くした色をおきます。

 

それが乾いたら次に肌と朱を混ぜた色を薄くとき

塗りたい部分に予め水を刷いておきます。

これは色むらを無くす為です。

 

一度薄く塗った後に影になる部分にもう一度同じ手順で塗ります。

 

唇は紅梅をメインに少しずつ朱色を足して2度ほど塗ります。

 

瞳は墨を溶いた物を使いハイライト部分は塗らずに残します。

 

以上の工程で完成したのが以下の絵です。

 

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生成りを生かして背景は塗っていません。

 

若狭和紙はいつも使っている越前和紙の雲肌麻紙よりもかなり薄い仕上がりなのに

毛羽立ちも無く最後まで気持ちよく描く事が出来ました。

 

次に漉いてもらう際は厚手にしてもらおうと思います。

 

まだサンプルの紙が残っているので次は墨の荒々しい描写を試してみようと思います。

 

つづく

小浜観光の巻 その5

2019年7月13日,14日と3連休の頭2日を使って

小浜観光に行って来ました。

 

今回はその5です。

 

明通寺を後にして次に伺ったのは瓜割れの滝です。

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瓜割れの滝後景

家に帰って大きい画面で気づいたのですが、

手ぶれ補正がいつの間にかオフになっており、

暗かった事もありブレブレ写真を量産していました。

 

瓜割れの滝の全景もブレちゃって使えない状態でした。

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紫陽花園の紫陽花

もうすぐ紫陽花祭りがあるそうで地元の有志の方がたが草刈りをしておられました。

 

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額紫陽花

 

 

 

瓜割れの滝を後に次に向かったのは熊川宿

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鯖街道熊川宿は昔からある宿場町で与謝蕪村(1716~83)が「夏山や 通ひなれたる 若狭人」(安永5年 1776年の句)と詠んでいる様です。

 

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資料館

昔の役場跡を使用した資料館の様です。

帰りの時間が迫っており入ることは出来ず外観だけ1枚。

 

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勘兵衛茶屋にて葛饅頭

時間が迫っていましたが本場の葛饅頭を美味しく頂きました。

 

 

本当は最後に三方五湖が見えるレインボーラインに登る予定でしたが

有料入り口前でおじさんに今日は霧がすごくて何も見えないから止めておきなさいと

親切に言われ断念しました。

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最後にラム吉さんに三方五湖の近くの気山駅に送ってもらい帰路に着きました。

 

今回の旅ではラム吉さんに色々とコーディネートして頂き、

逆に富山に来られた時の自分の駄目さが際だってしまった感じで申し訳無く思いました。

 

今回一度も晴れ間は見えませんでしたが、

寺社巡りには曇りまたは小雨が風情があって良いのだと実感出来ました。

地元の皆さんにも良くしてもらい良い旅になりました。

ありがとうございました。

 

小浜観光の巻 完

小浜観光の巻 その4

2019年7月13日,14日と3連休の頭2日を使って

小浜観光に行って来ました。

 

今回はその4です。

 

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若狭和紙の家

寺社巡りの間に若狭和紙を製造する工房に連れて行って頂きました。

 

こちらでうれしい事に僕が日本画を描くと言う事から

日本画に使えそうな和紙をお試しで漉いてくれていました。

麻紙ではなく楮紙なのでどんな使い心地か分かりませんが、

厚みなども変えられるとの事で、使ってみて要望があれば言って下さいとの事でした。

 

早速今ドウサ引きをして週末にでも試してみようと画策中です。

 

 

 

 

続いて訪れたのが国宝に指定されている明通寺の本堂と三重塔を見に伺いました。

 

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明通寺にかかる橋

 

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狸が一匹

昨日も町並みに溶け込んでいましたがここにも狸が袈裟を着ていました。

 

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国宝の三重塔

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本堂の一部と三重塔

この時点で僕は三重塔だけが国宝だと思っており、

本堂をないがしろにしていました。

 

本堂全景も撮っておけば良かったと少し後悔しました。

 

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狸一家

帰りに狸の一家と遭遇して一枚。

 

本日はここまで

その5につづく

小浜観光の巻 その3

2019年7月13日,14日と3連休の頭2日を使って

小浜観光に行って来ました。

 

今回はその3です。

 

14日は9時から移動開始。

 

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一夜干し

綺麗に並べられた一夜干しです。

 

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海面視点の小浜の街

内海だから湖のように波が無く海面ぎりぎりにカメラを構えて街を撮りました。

無効に夕日が沈むらしいので、夕方に撮ると幻想的な景色になりそうです。

 

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高台から1枚

こう見ると日本海が見えない位内海です。

ちなみにこちらも「ちりとてちん」のロケ地です。

 

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若い栗

遊歩道を歩いていると若い栗が落ちていたので一枚。

 

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高台全景

ちりとてちん」で使われた高台の全景です。

 

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ガンバルキノコ

網の下に生えてしまい懸命にガンバルキノコを一枚。

 

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鏡面反射する湖面

前日から天気が悪かったので濁ってしまっていましたが、

波一つ無い綺麗な湖面でした。

 

 

 

遊歩道を歩き終えて11時に予約してもらっていた

県立大学のバイキングに。

 

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バイキング

いままでバイキングで美味しいと思ったことは余り無かったですが、

かなりのクオリティにビックリでした。

 

右下の隅に写っているソースカツが美味で、

昨日ソースカツ丼を食べなくてもここで食べられたと後悔。

 

この後オカワリでもう3枚ほど食べてしまいました。

 

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食後のデザート

食後のデザートは初のチョコフォンデュを含む3点

甘すぎてもう一枚ソースカツを食べたくなりましたが、

抑えました。

 

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空と桜と海のマトリョーシカ

3体そろったので窓際で1枚。

本当は外が晴れていれば色々な所で撮りたかったのですが、

雨で残念ながらこの1枚しか撮れませんでした。

 

 

 

 

県立大のバイキングを満喫した後は寺社巡りに出ました。

まずはオバマ前大統領と関係のある?羽賀寺に行きました。

 

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梅雨は明けず

紫陽花の隙間から同化しちたカエルを一枚。

 

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モデルの様なカエル

じっとしてくれていたのでもう一枚。

 

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檜皮葺(ひわだぶき)の屋根

檜皮葺の屋根は30年に一度ほど変えないといけないそうです。

 

 

 

 

 

羽賀寺を後にして次に若狭歴史博物館に隣接された公園にある

鯉の餌やりをしてきました。

 

大きいのから小さいのまでたくさんいたので、

なるべく小さい鯉が食べられるように工夫して投げてあげました。

 

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鯉の餌やり

 

 

 

若狭歴史博物館を後に寺社巡りに戻りました。

 

続いて伺ったのは若狭一宮 (若狭彦神社)です。

 

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気がうっそうと生えて趣がありました。

 

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樹齢500年と言われる千年杉

他にも太い杉はありましたが群を抜いて太かったです。

28ミリ相当では余り迫力が出せませんでした。

 

 

 

続いて伺ったのは若狭神宮寺こちらも檜皮葺の綺麗な屋根です。

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若狭神宮寺

 

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苔むす庭

この地方のお寺や神社は苔が綺麗な印象が強いです。

 

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コントラストが綺麗だったので一枚。

 

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新緑と苔緑がとにかく綺麗でした。

 

 

今回はここまで

その4につづく

小浜観光の巻 その2

2019年7月13日,14日と3連休の頭2日を使って

小浜観光に行って来ました。

 

今回はその2です。

 

蓬嶋楼を出る頃には雨脚も強まる中

蘇洞門巡りに行くことに。

 

あいにくの天気でしたが

お客さんが滅茶苦茶多くてビックリでした。

 

早速中に乗り込みましたが雨としぶきが強く

余り鮮明には見えません。

 

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蘇洞門巡り01

ガラスにレンズをつけてなんとか1枚。

 

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夫婦亀岩

室内の反射がどうしても写ります。

天気の良い日は外で見られるそうなので

天気の良い日を選ぶと良いと思います。

 

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小糸の滝

最後に大門、小門を訪れて折り返します。

パンフレットに載っていた写真は反対側から見た写真でした。

 

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大門、小門

 

 

蘇洞門巡りは船酔いが酷い人はおすすめ出来ないそうです。

 

 

 

 

13日最後に訪れたのは栖水館(せいすいかん)です。

 

小浜で神仏を写実的な水彩画で描かれる辻さんに色々と案内して頂きました。

 

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塗り箸

例によって色々と話に夢中で撮れてない物が多いです。

こちらは芸術の域の塗り箸です。

 

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硯も豪華絢爛です。

 

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部分UP

模様を部分的にアップしました。

 

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漆塗りの全体像

普通の博物館だとガラスケースに入っていそうな物が触れる貴重な体験でした。

 

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蔵の中

次に5つ有るという蔵を見せて頂きました。

どれも歴史を感じるものばかりです。

 

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約220年前の地図

約220年前の馬や籠用の地図だそうです。

 

僕の住む高岡の地名もちゃんと載ってました。

昔から変わっていない町名が多くビックリでした。

 

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ビクターの蓄音機?

音楽を聴く物だと思われる品です。

 

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醤油瓶

昔は醤油の小売りもしていたようで、

その名残の瓶です。

 

13日は古い街並み。

その当時の建物などいろいろなお話が聞けて為になる一日でした。

 

 

 

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ソースカツ丼

最後の〆にソースカツ丼

これが美味しかったのですが、次の日少し後悔する事に......

それはまた次のお話で。

 

その3につづく

若狭和紙にプリント!?の巻

2019年7月15日

昨日まで若狭和紙の試し漉きをして頂いた紙を

絵では無くデジタルプリントに使用してみました。

 

もったいないのでA4をA5に裁断して2枚試しプリント。

 

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若狭和紙にプリント

日本画用に仕上げの違いで数枚ずつ漉いてもらったうちの1枚を使いました。

枚数が少ないのでプリンタのプロファイルを作る余裕が無いので

既存のプロファイルを使用。

滲みも無く風合いも良いです。

 

プリント用に漉いてもらう場合は厚手にしてもらって、

楮の生成りを生かしてプリントすると良さそうです。

 

つづく